2008年 01月 23日
副腎機能の自己チェック その2 血圧テスト
前回の瞳孔収縮テストもそうですし、今回お話する血圧テストもそうですが、自分で判断確認できる手段を持つことはこれからの日本における健康維持には非常に重要なことだと思います。
世の中、予防・未病が話題で今年から国をあげてスタートするメタボ対策をはじめとして、検診・健診がにわかに活気づいていることはいいことだとは思います。しかし、結局は予防・未病のための健診も検診も、病院、クリニック、保健所など、どこかに行かなければ実施ができないものばかりです。未病先進国の欧米、特にアメリカでは、SELF TESTやHOME TESTというカテゴリーがあり、健診のためにどこかに行かなくとも自宅やオフィスにいながらに自分の体調や体内環境をチェックする方法やキットが非常にポピュラーでもあります。日本は世界的に見ても長寿国ですが、一方で世界でも1,2を争う投薬大国でもあります。今後、日本が長寿を維持して、国民が未病を促進するためには、欧米のようなSELF TESTやHOME TESTの普及による本当の意味での自己管理が必要になるのではないでしょうか。
さて、今回は前回に続き、ご自宅で簡単に副腎の働きを確認するチェック法の紹介です。
今回は、今ではどこのご家庭にも常備されていると思われる血圧計を使ったチェック方法の紹介です。この方法は日本でも内科のドクターに重宝されている簡易判断法でもあります。
血圧の上下は副腎の働きの影響をうけるインジケーターの1つでもあります。慢性的に血圧が低い人を含め、低血圧の状態はあまりドクターから重要視されていない部分かもしれません。このチェック方法は寝ている時と立っている時の血圧をそれぞれ測り、その差によって副腎の働きの状態を推測するテストです。

方法
①血圧計をセットし横になり10分間安静状態を保った後に血圧を測定
②寝ている状態の血圧測定を終えた後、速やかにその場に立ちすぐに血圧を測定
判定
①立った状態の血圧が寝ている状態で測定した血圧よりも10-20mmHgほど高い場合には副腎の働きは良好
②立った状態の血圧が寝ている状態で測定した血圧よりも低い場合には副腎の働きは低下している。
ただし、脱水状態または水分補給が不足しているような状態の場合にも血圧は低くなるので、水分を十分補給した直後に再度テストしてみるといいでしょう。逆に言えば、立った状態の血圧が低い場合には、念のためにコップ1-2杯の水を飲み、その直後に同様のテストをして、立った状態の血圧が寝ている状態で測定した血圧よりも10-20mmHgほど高い場合には副腎の働きは良好と考えます。水を飲んだ後でもなお血圧が低い場合には、副腎の働きが低下している可能性があると考えられます。
また、かなり厳格な菜食主義を貫いている方の場合には、もともとの血圧が低いことが多いためこの限りではありません。
次回は体脈拍による副腎機能テストです・・


