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副腎機能の分析プロローグ 体液中のホルモンのお話

今週のスタートも西から低気圧がやってきて、週の中旬から関東地方にもまた雪を降らせることになるかもしれませんね。

先週末には2日間で226通のメールが押し寄せてきました!勿論、副腎疲労症候群(AFS)の確認検査についてですが、反響の大きさもさることながら、かなりの方がAFSに関心があり、今持っている体調がなんらかの形でAFSに関係していることが先般のICTや血圧計チェックで納得していただけたようです。中にはドクターや歯科医からのメールもちらほらと見受けられました。日曜日は全てのメールに返信はいたしました(笑)

さて、今週は自宅での自己チェックで何らかの背景が確認できた場合の次のステップとして、病院またはクリニックで受けてもらうといい検査についての話に入ります。が、その前に、今後AFSの背景をより深くしるために行うホルモン検査の材料について少し話しておきましょう。

皆さんの多くが病院またはクリニックで臨床検査を受けるとき、特にホルモン検査を受ける時に採取されるのは血液または尿ですね。これからAFSの背景を確認するための検査として紹介するホルモン検査で使用する材料は「だ液」です。
血液や尿中に含まれているホルモンには、少なくとも血液または尿中に存在するタンパク質と結合した状態のホルモンとタンパク質と結合していない遊離(フリー)ホルモンの2種類があります。したがって血液や尿で検査されたホルモンの値はこの2つのホルモンを分析していることになります。一方、だ液に含まれるホルモンのほとんどはタンパク質と結合していない遊離(フリー)ホルモンで、検査ではそれを分析します。
タンパク質と結合した状態のホルモンとタンパク質と結合していない遊離(フリー)ホルモンの違いを端的に言えば、「細胞の中でホルモンとして働くことのできる活性型」のホルモンが遊離(フリー)ホルモンであり、タンパク質と結合した状態であることで「タンパク質と結合していることで細胞内では活性が低い型」ということになります。副腎をいろいろな臓器組織で作られ分泌されるホルモンには様々な働きがあるわけですが、それらのホルモンが細胞・組織・臓器でその機能を果たすためには「活性」のある状態でなければならないことになり、それらのホルモンの状態を把握する場合でも、本来であればこの「活性」のある状態のホルモンを検査分析することがいいわけです。
残念ながら日本ではだ液を使ったホルモン検査についてはポピュラーではありませんが、アメリカでもEUでも、オーストラリアでも、だ液を材料とするホルモン検査は非常にポピュラーです。最近日本でも多く見かけるようになった「アンチエイジング療法」で分析されるDHEA-Sやコルチゾールなどのホルモン検査は血液材料で行われていますが、アンチエイジング療法で投与されるホルモンは、自らの体でつくるものではなく、不足を補う為に外から補充するホルモンであるからこそ、アクティブな「活性のあるホルモン」の状態を検査で把握する必要があるはずです。そのために検査は血液ではなくだ液であることは、欧米のアンチエイジング療法を実践しているドクターが明らかにしています。

さて、話は長くなりましたが、これからこのブログで展開していくAFSのテーマの中では検査分析の話題が幾度と泣くでてきますが、基本はだ液検査になります。
針をさすことで痛みをともなうことまなく、尿を決められた時間溜めて採尿することもなく、手軽に簡単にどこでも、痛みを伴わずに採取できるだ液の検査ということです。
by nutmed | 2008-01-28 22:33