副腎疲労とアルドステロン

今日の体感気温は昨日よりも少しだけ暖かいようで、確実に三寒四温真っ盛りですね。
今日、3回目の桜の開花予想が出ましたが、東京では3月27日の予想でした。
さて、今日はアクセス数が異常な数になっていて皆さんの関心度が高いことがうかがえます。また質問メールも殺到していて、今日はその中で1番多かった「アルドステロンについてもう少し詳しく教えて・・」に公開回答しましょう。

アルドステロンと副腎疲労症候群(AFS)の関係について前回のブログで説明しましたが、やっかいなことにストレスが慢性的に高くなることで、アルドステロンの分泌量が増えることもあります。これはAFSがどの程度進んでいるか(ステージと呼びますが)によっても異なります。AFSの治療と食事指導、生活スタイルの改善を進めていく場合、同じAFSでも、ナトリウム、カリウム、そして水分量のバランスを考慮しなければならないために、AFSのヒアリング、だ液によるコルチゾールの検査に加えて、このあるドステロンの検査を行うことは大切なステップです。
アルドステロンは同じ副腎で生産されるコルチゾールと同じように、1日のうちで高い・低い時間があります。午前8時をピークに午後0時から深夜に向かって徐々に低くなり、副腎の休息期に入る就寝後から翌朝4時くらいまでが低い状態です。
コルチゾールにはネガティブフィードバックというしくみがあることを以前説明しましたね。コルチゾールの生産と分泌が高くなるとそれを抑えるためのしくみがあることです。
残念ながらアルドステロンにはこのしくみがないために、アルドステロンが上昇し続け、結果としてアルドステロンの刺激を受けて働く腎臓などの臓器が、アルドステロンに反応しなくなってしまうこともあります。
アルドステロンが低くなることで、ナトリウムと水分が腎臓をとおして尿からの排泄が進み、カリウムの量が増えることで電解質のバランスが崩れ、血圧や細胞の働きに影響がでることは前回説明しましたが、逆にアルドステロンの生産と分泌が高くなると、皆さんの想像するように、今度はカリウムの排泄が進むだけでなく、マグネシウムの排泄も進み、ナトリウムと水分量が増え、いわゆる「むくみ」の状態になり、血圧が上昇したり、炎症が治りにくくなったり、筋肉の痙攣が出やすくなったりといった影響が出てきます。

AFS改善のための食事や栄養素の話が中々先に進みませんが、アルドステロンのテーマは重要なので・・・
少し難しくなってきてはいますが、・・ついてきてくださいね・・
by nutmed | 2008-03-05 22:37