ウコン(ターメリック)に鉛混入!注意

ロングランのテーマが一段落したところで、今週はしばらく貯め込んでいたトピック記事を少し紹介していきましょうね。
その1回目はウコン(ターメリック)に鉛が混入の注意喚起です。
ウコンは日本で最もポピュラーになった機能性ハーブの1つですが、2008年2月、アメリカの中立的なサプリメントの精度管理および分析センターが、アメリカで市販されているウコン(ターメリック)のいくつかの商品には高濃度の鉛が混入(コンタミネーション)していることを警告しました。
この分析センターの検査結果によると、ある商品では1日あたり摂取量の4カプセル中から18.7μg(マイクログラム)の鉛が、また低い商品でも8.3μg(マイクログラム)の鉛が検出されています。アメリカのEPA(米国 環境保護庁)では0.5μg(マイクログラム)以上の鉛を摂取することは神経障害などの危険性があることを通告しています。日本でも鉛については0.5μg(マイクログラム)以下、また長期間の摂取については0.1μg(マイクログラム)以下を目標値として水や食品の基準としています。

ウコン(ターメリック)には非常に強力な抗炎症作用や肝機能改善作用があることがわかっていて、アメリカの市場を見ても、2002年には僅か8億円であったのに対して、2006年には32億円の市場まで拡大しています。(出典:Nutrition Business Journal誌)

鉛の混入の原因には土壌の問題があると考えられていますが、通常ハーブなどの植物素材の場合には重金属の混入分析を行い、混入が確認された場合には除去をした後に製品化されています。この問題はアメリカだけの話ではなく、世界中で同じようなケースがある可能性も考える必要があると思います。

ただし、漢方や生薬、ハーブの薬理作用の中には、これらの重金属がその素材の有効作用の源として存在している場合もないわけではないので、すべての重金属が存在悪と断定することはできないと思いますが、一方で体へのマイナス影響がある量を長期間摂取することには十分注意が必要であると同時に、専門の知識を持ったスタッフのサポートが必要であると考えます。
by nutmed | 2008-04-02 10:47