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タラの肝油がリウマチ改善に有効

昨日の東京は春の嵐を通り越して爆弾低気圧か強力な台風といった様相でしたね! 桜の鼻が散るどころの話ではなく、街ゆく人の傘がみるみるオチョコになってしまうし、交通網には影響が出るし・・どうやらラニーニャ現象の影響ということです。

さて、今日は今年の3月に発表されたリウマチの改善にタラの肝油が有効であるという報告について紹介します。
リウマチの症状の1つである痛みの緩和に一般的に処方されている非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs) は、服用量が増加することで胃腸の機能障害や循環器機能への影響などの副作用が問題になってきました。今回の研究では、強力な抗炎症作用をもつオメガ-3必須脂肪酸のタラの肝油をリウマチ患者に服用してもらうことで、NSAIDの服用量を減らし、副作用を軽減する可能性について検討されたものです。

97人のリウマチ患者に対して9ヶ月間行われたこの研究では、1日あたり10gのタラの肝油(約2.2gのオメガ-3を含有)を飲むグループとプラセボを飲むグループで検討されました。97人全員に従来とおりのNSAIDを服用してもらいますが、痛みの強さによって各自がNSAIDの服用量を増減し、その量をメモしておくようにしました。スタート前、4週目、12週目、24週目、36週目にそのメモを提出してもらいNSAIDの服用量の変化をチェックしました。

効果は12週目から現れはじめ、タラの肝油を飲んでもらった49人のうち19人(39%)が痛みの緩和にNSAIDの服用量が30%減り、24週目には49人のうち31人(63%)が痛みの緩和にNSAIDの服用量が40%減りました。 血液検査のRA(リウマチ因子)の値には変化は見られませんでしたが、確実にタラの肝油がもつ抗炎症作用による鎮痛効果が表れたものとかんがえられます。

この研究者は、リウマチ患者がNSAIDを服用する場合、タラのアレルギーを確認したうえで、タラの肝油をNSAIDと一緒に服用させることでNSAIDの服用量を減らすことができるとともに、NSAIDの副作用を低下させることが可能であるとコメントしています。


出展:Galarraga B, Ho M, Youssef HM, Hill A, McMahon H, Hall C, Ogston S, Nuki G, Belch JJ. Cod liver oil (n-3 fatty acids) as an non-steroidal anti-inflammatory drug sparing agent in rheumatoid arthritis. Rheumatology (Oxford). 2008 Mar 24.
by nutmed | 2008-04-09 11:12