メタボリック症候群の改善―メタボリック症候群って?―

子育てからようやく手が離れはじめた昨年秋から、ワイフとコンサートを聴きにいくことが増えてます。先週末もヒューイルイス&ザ・ニューズとシカゴのWキャストコンサートを聴きに行ってきました。観客の平均年齢は我々と同じ世代のご夫婦連れが多かったですね。35年の時間の流れが一気に逆戻りしたのは言うまでもありませんでした。

さて、今日から、この4月からスタートした国をあげてのメタボリック症候群改善を支援するトピックスを少し続けてみたいと思います。
1回目の今日はメタボリック症候群の総論についてです。
日本では事の良し悪しは別として、「メタボリック症候群」という言葉がこの数年一人歩きし、この言葉を見聞きしない日はないほど国民のほとんどが認知しているのではないでしょうか。
このメタボリック症候群という言葉は、アメリカでもヨーロッパでも日本ほど一般人にはあまり知られていません。認知度ではたぶん日本が世界で一番高いのではないかと思いますね。
もともとアメリカで命名されたメタボリック症候群の定義をここで紹介してみましょうね。
「メタボリック症候群は、糖尿病、心臓循環器の病気を招く、肥満(内蔵)、中性脂肪の高値、高血圧、HDL-コレステロール低値、インスリンへの抵抗性の5つの危険因子を持つ状態」とされ、人間の生命の根幹を担う「代謝」に著しく影響を与える危険因子です。
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日本では行政が音頭をとって国民がこぞってメタボの改善に上へ下への大騒ぎ(私個人としてはマスコミメディア、それにメタボでひと稼ぎしようと市場に群がる企業だけが騒いでいるようにも感じていますが・・)の感もありますが、実際にはメタボリック症候群について研究が始まったのはわずか50年前で、医師や専門家が研究を続けていますが、未だに人間の「代謝」については未知の部分があまりにも多く、実は一言で「メタボリック症候群の改善」と片付けられないのではないかという研究報告も出始めています。たとえば、コレステロールですが、今日本をはじめ先進国で提唱されているコレステロールの目標値は一律ですよね?これに異論を唱える専門家が最近増えています。年齢や性別だけでなく、住環境、就労環境、もっと言えば病気の前後やストレスの有無によって個人差があるのは当然のはずですね。
日本の医師や企業の労務管理部門の方々の中にも、メタボリック症候群の魔女狩りと改善の推進には、今少し冷静に研究報告や世界の動きを見てからでも遅くはないだろうと考えている方は少なくないようです。

皆さんも今一度メタボリック対策については冷静に考え、決してメディアに踊らされることのないようにしていただきたいと思います。何といっても自分の体のことであって、流行でも何でもないんですからね・・
by nutmed | 2008-04-22 11:10