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メタボリック症候群の改善―インスリン抵抗性と肥満― 

今年のGWはかなりの飛び石連休なので業務はいずこもカレンダー通りだと思っていたら、今朝の首都高速や道路はかなりすいていますね。輸出依存度が強い企業ほど思い切って連休にしてしまうのでしょうか・・
昨日は懇意にさせていただいており若くして栄養療法を実践しているドクターの華燭の席に招かれ、久しぶりに若いカップルの結婚式に出席してきました。今はやりの派手な結婚式ではなく、列席された客人すべてが厳かに祝福するような本当にすばらしい式でした。若いお2人におめでとう!

さて、今日は肥満が引き金になるインスリンの抵抗性についてです。
インスリンに反応しにくくなる、またはまったく反応しなくなり、結果として糖尿病を招くインスリン抵抗性の主要な原因は肥満であることは数々の研究報告が物語っています。
肥満はインスリン抵抗性をもたらすだけでなく、高血圧、中性脂肪の上昇、LDLコレステロールの上昇とHDLコレステロールの低下を招く原因にもなります。
インスリンへの抵抗性を持ち始めることは2型糖尿病のスタートを切ることにもなり、グルコース(糖)のコントロールができにくくなることになります。血液中を慢性的に高い濃度で糖が流れ続けることは、血糖値が上昇することはもちろんのこと、酸化ストレスを増大させることになります。
それだけでなく、血糖値が上昇しつづけることは、細胞、特に末梢細胞で糖化(AGEs:Advanced glycation endproducts:糖化物質)を作り出すことになります。(AGEsについてはここを参照)
末梢細胞、神経に糖化の影響が出ることで目の視覚障害、末端細胞の壊死などが深刻な問題としてあらわれることもあります。

俗に肥満の人でメタボ真っ盛りの人は、そうでない人に比べ糖尿病のリスクが5倍、動脈硬化のリスクが2-3倍と言われています。これらは少なからずインスリン抵抗性からスタートを切ることになります。
肥満の改善は食材を含めた食生活と運動であることは皆さんの耳にタコができるほど聞かされていることでしょうが、もう少し詳細な改善方法まで突っ込んで考えた場合、このインスリンに対する抵抗性を緩和させることは大きな意味があり、実際の栄養療法の中でも大きな成果をあげています。
では、インスリン抵抗性を緩和させるための方法とは?
それは次回にお話しましょう・・
by nutmed | 2008-04-28 15:37