「可能性のあるチーム医療」に向けて

週末土曜日は四谷で5時間30分の長丁場の講義をしてきました。今年で3回目になりますが、アロマセラピスト養成スクールでの栄養学の講義でした。例年17名程の生徒さんへの講義なんですが、ここの講義は毎年楽しみにしている講義の1つでもあります。全員女性ということもありますが、生徒さん全員が「今日は何かを吸収してやる!」という真剣な目で聴講してくれるので、こちらも熱が入り、ついつい脱線が多くもなりますが・・
もう20年も前からアメリカでは「チーム医療」という、言ってみれば「可能性の医療」が多くの医療施設で実践されています。日本でも「チーム医療」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、アメリカやカナダで実践されているチーム医療とはまだまだギャップがあるようです。以前に栄養療法だけでなく気功、カイロプラクティス、ハーブ、ホメオパチーなどのプロフェッショナルスキルをもったスタッフが、現代西洋医療の範囲を超えたまさに可能性のあるチーム医療を実践しています。実はこの中にアロマセラピストなどのプロフェッショナルも加わることが少なくありません。
アメリカでは国や州が積極的にこれらのプロフェッショナル育成のために大学や専門学校を作り、公的なライセンスを発行しています。残念ながら日本ではこのプロフェッショナルの育成についてはまだまだ遅れている感が否めまず、国はその点への着手が遅れています。ただ、民間レベルでは着実に育成システムが進んでいることは、今後日本でもアメリカやカナダ、オーストラリア同様に、医療現場で活躍する「可能性のあるチーム医療」のスタッフのニーズが高まることは確実です。

さて、先般このブログでも紹介しましたNPO日本サプリメント協会編の「サプリメントバイブル08-09」がいよいよ20日に書店に並びます。一足早く今朝手元に届き内容を見ましたが、自分で言うのも何ですが、かなり濃い内容で、まとまりがあって家庭に常備の1冊としてもお勧めの本です。
「可能性のあるチーム医療」に向けて_d0070361_9281230.jpg
「可能性のあるチーム医療」に向けて_d0070361_9283298.jpg

by nutmed | 2008-05-19 09:29