2008年 06月 02日
第412回 メタボリックタイプ 日本人に多いタイプ
今年の梅雨入りは確実性を見たのか、例年よりも早く、どうやら関東は今日梅雨入りしたようだ・・とのニュースです。これからしばらくは新緑に目が奪われる季節です。
さて、メタボリックタイプのヒアリング診断申込も一段落したようですが合計で138通のメールをいただきました。結果から言うとSLOW Oxidizerでエネルギー転換が遅く、炭水化物をエネルギー源にしているタイプの方がやはり圧倒的に多かったですね。全体で87%がそうでした。
ちなみに欧米の白人ではFast oxidizerが最も多い結果がでています。
このSlow Oxidizerの方の判定についてだけ公開で紹介しておきましょう。
Aの合計数が5つ以上あり、BまたはCの合計数よりも多いケースの方のメタボリックタイプは:食べた栄養素を細胞内でエネルギーに変換するスピードが遅いエネルギー転換効率者(Slow Oxidizer)です。もう少し詳しくいうと「炭水化物タイプ」です。
このタイプの方は、タンパク質や脂質をエネルギー源とするよりも炭水化物、特に摂取してから1-2時間で単純な糖(単糖類)として消費される精製漂白された米(白米)や小麦、砂糖などをエネルギー源とすることが多いタイプです。このエネルギー変換を長年継続しているために、栄養素をエネルギー変換するための時間が長く、エネルギー源を保持するために、少ないながらも常に炭水化物(菓子類を含む)を摂取していないとエネルギー、特に脳の働きが低下する傾向にあります。食欲もあまり強くなく、食事の量も回数も少ない方だと思います。このタイプの方で、喜怒哀楽が激しく、情緒が不安定な傾向にある方の場合、コーヒーなどのカフェイン依存症が多く見られます。
このタイの方が一番注意しなければならないことは、低血糖から糖尿病に移行することです。
とまあこんな解説になりますが、必ずそうであるというわけではないものの、このヒアリングでメタボリックタイプとその背景を判定できる確率はかなり高いと言えます。
本来であればそのタイプによって症状、特に慢性的に継続しているような症状の背景を改善するために、このタイプを知っておくとより確かなアプローチができます。
ただ単に症状だけからビタミン・ミネラルやハーブを処方するのではなく、本人のメタボリックタイプによって内容も時間も量も変え、適切な素材を処方するとともに食生活の指導をすることによって従来よりも改善率は一段と向上します。
近いうちにメタボリックタイプ別の食生活について触れてみたいと思います。


