第413回 メタボリックのタイプ タンパク質タイプ

梅雨に入り、今朝の東京は午後から本格的な雨です。栄養医学研究所のオフィスのあるビルの横にあるアジサイの葉には東京ではめずらしいカタツムリがしばし体を休めていました。

一時はおさまっていたメタボリックタイプの判定お願いのメールがこの2日間でまたまた増えてます。この2日間で87通ものメールが送られてきました。その中でめずらしいタイプの方がいたので少し紹介したいと思います。この方は結果としてタンパク質タイプのFast Oxidizerと判定したのですが、中間型のミックスタイプではないものの、炭水化物タイプのSlow Oxidizerの一面もあわせもっているようなタイプの方でした。
メタボリックタイプは食べた栄養素を細胞内でエネルギーに変換するスピードが早いエネルギー転換効率者(Fast Oxidizer)、別名「タンパク質タイプ」ですが、比較的中間タイプ(炭水化物とタンパク質の両タイプ)の傾向も持っているようです。このタイプの方は定期的に強い食欲が湧いてくる方が多いですが、この方の場合には炭水化物タイプの傾向もあるようなのでそれほど強い食欲ではないかもしれません。ただ、食事の傾向としては肉、脂質、塩分の濃い食材を好む傾向にあると思います。このタイプの方はエネルギーの生産と消費に比較的メリハリがあって、食事後2-3時間でエネルギー生産が一気に上昇しますが明確な炭水化物タイプとはことなり、エネルギーは一気に下降し、その際に再び食欲がわいてきます。エネルギーの消費後には疲労感がありますから、規則的な食事をしない場合には精神的にもイライラしたり疲労感が積もり積もって副腎の疲弊から慢性副腎疲労へと辿る可能性も秘めています。
食事の栄養素配分で注意することは、タンパク質:脂質:炭水化物=40%:30%:30%です。コーヒーなどのカフェインが多い飲料は避けた方がいいですね。カフェインはFast Oxidizerにとっては適した飲み物ではありません。細胞でエネルギーを生産する過程で阻害物質となります。また、糖分の多い食材、GI値(グリセミックインデックス)の高い食材はこのタイプの方にはエネルギーに変換しにくい食材です。このタイプの方はタンパク質優位な食事傾向のために体内は酸性に傾きます。したがって常に体内pHバランスを維持するためにアルカリ性が必要になります。このアルカリ性は通常ミネラルで摂取補充をしますがその代表格はカルシウムとマグネシウムです。食事で注意するべきはこのカルシウムの吸収を阻害する食材ですが、豆類はなるべく少なくするようにするか、朝食前の空腹時にカルシウムのサプリメントなどを補給するといいでしょう。豆類にはフィチン酸という物質が含まれていますが、フィチン酸はカルシウムと結合してしまい腸での吸収を阻害する物質です。

この返信に対して早速ご本人から「たいへん納得しました」との返事が返ってきました。
もしご自分や家族のメタボリックタイプが気になる方はどうぞ遠慮せずにメールくださいね。なるべく早くコメントして返信するようにはしていますので・・
by nutmed | 2008-06-05 15:26