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第455回 カルシフェロール(ビタミンD)の摂取量について

先週末から首都圏の高速道路と周辺道路は過去に例のないほどの激しい渋滞が連日続いています。ニュースでも大きく報じられていましたが、首都高速5号線(池袋-埼玉大宮方面線)の池袋付近で横転炎上したトレーラーによって今日現在でもこの線が通行止めになっています。
その影響で都内に出入りする幹線道路は軒並み渋滞で、通常30分で行けるところが2時間かかる以上ぶりです。来週までに復旧するかの目途がたっていないため、お盆のときには更なる悲劇になるのでしょうか・・

さて、今日はしばらく途絶えていたカルシフェロール(ビタミンD)についてです。今日はビタミンDの1日あたりの摂取量についてですが、今年の2月以降欧米、特にアメリカの臨床栄養学者や行政、研究機関の間では、ビタミンDの摂取量についてちょっと話題になっています。

アメリカにおけるビタミンDのRDA:1日あたりの推奨摂取量(Recommended Dietary Allowance)は200IU(5μg)から600IU(15μg)とされていて、日本の場合には60IU(1.5μg)から200IU(5μg)となっています。(ちなみにVDの1IU=0.025μgです)
カルシフェロール(ビタミンD)にはカルシウムやリンのバランス調整、ホルモンのような作用など様々な作用があることはお話しましたが、この5年ほどの間の動物実験と人の臨床検討によって、抗がん作用、多発性硬化症の予防、インスリン抵抗性の抑制、結核菌の感染予防などの可能性が報告されています。
しかし、2006年以降多くの研究者がカルシフェロール(ビタミンD)の働きの恩恵を受けるためには、従来から言われているRDA量では少なすぎるという意見や報告をしはじめています。
2007年にアメリカ臨床栄養学誌(American Clinical Nutrition)でビタミンDについて報告したDr.Hathcockらの研究でも、1日あたり2000IU(50μg)を上限とするべきあることが報告され、これをサポートするように、欧米各国からもRDAの上限についての研究報告があります。
従来からカルシフェロール(ビタミンD)の過剰摂取は体内に蓄積しているカルシウムの尿からの排泄を促してしまうという報告もありますが、最近の研究では1日あたり5000IUのビタミンDと500mg(エレメント量として)のカルシウムを3か月摂取しても尿中へのカルシウムの排泄が著しく促進しなかったという報告もあります。

実は私自身、ビタミンDには以前から興味を持っていたビタミンの1つで、この1月から1日あたり2000IU(50μg)のビタミンD3を毎日飲んでおり、5月の連休前に爪と血清、尿のカルシウム、
銅、マグネシウムなどを検査分析してみましたが、カルシウムについては排泄よりも蓄積量が多少増えている状態でした。
by nutmed | 2008-08-06 09:28