第487回 沖縄での講演会

気温マイナス2℃のシアトルから、気温30℃の沖縄へ1日のうちで移動してきた昨晩、沖縄の那覇にあるホテルにて、NPO法人ヒューマンバリューヘルスクラブ主催の健康講座で講演をしてきました。このNPO法人の名前「人間の価値ある健康」という言葉が妙に新鮮で、今の日本人が忘れかけている健康に対する考え方がこの言葉にあるような気がしました。また、運営されているメンバーの方々の活動や意気込みを聞くと、「長寿県沖縄」が神話になりつつある今の沖縄の生活習慣に対する危惧、憂い、そしてそれを何とか改善したいという気持ちが肌に伝わってきました。

昨晩の参加者は約130人で、あっという間の一時間半でした。聴衆のみなさんも真剣に私の話に耳を傾けていただき、「長寿県沖縄」であればこそ、この皆さんが人一倍「価値ある健康」つくりのために今何かアクションをしなければいけないという気持ちも伝わってきました。

考えてみると沖縄県には「価値ある健康」に貢献するたくさんの素材がありますね。
それはウコンやフコイダン、ゴーヤだけではありません。メタボリックシンドロームの大きな一因となっているコレステロールと中性脂肪を抑制するための素材としてアメリカでもたくさんの実績をあげている「紅麹」は昨年3月このブログでも紹介した沖縄特産の「豆腐蓉」の素材でもあります。

さらに紫外線の強い亜熱帯に近い環境の沖縄にはたくさんの「原色」をもった素材があります。
ウコンの黄色、ゴーヤの鮮やかな緑、そしてカルシウムが豊富な魚グルクンの鮮やかな赤。
これらの原色にはこれらの生物がもつ重要な理由があります。これらの色はすべてバイオフラボノイドと呼ばれる物質で、いわゆる「抗酸化物質」です。自らの細胞、DNAを紫外線からの損傷を防ぐために亜熱帯、熱帯地域の生物に与えられた特性のバイオフラボノイドには我々人間の細胞が酸化してその機能が低下することをも防いでくれます。

こうした独特の産物があり、また人間の価値ある健康つくりのために小さいながらもアクションをスタートした沖縄。長寿県沖縄の復活は決して夢物語ではないでしょう。
by nutmed | 2008-11-08 09:54