第497回 カンジダ菌 除菌のためのハーブ

今日から2008年最終月、12月です。この時期になると皆さんの会話に頻繁に出てくるのが「1年経つのは早いね・・」でしょうか。
前回もお話したように今月と来月の新年1月は何かと食生活が乱れやすくなる時期ですね。その食生活の中でもカンジダ菌の格好のエサとなってしまうのが炭水化物とアルコールです。この点についての留意点はこれから随時テーマ7にしていくことにしますが、今日はいきなりカンジダ菌除菌のためのハーブについて説明してしまいましょう。

アメリカでは、ナイスタチンなどの抗真菌薬を使ってカンジダ菌を除菌することが最もポピュラーではありますが、日本よりも数百倍も薬に対してアレルギー(精神的に)反応を示す国民が増加しているためと、日本以上に自然治癒に対する積極的な国民性があることもあってか、カンジダ菌の除菌には薬のほかにハーブを使うことが臨床の場でも少なくはありません。
日本でも数年前に南米原産の健康の源、神秘の樹木などという触れ込みで健康食品として話題になったタヒボをご存じでしょうか?タヒボは中南米を原産とするパウダルコ(Pau D’Arco)という植物で、非常に強力な抗真菌作用を持っています。、この作用を持つ成分はラパコール(apachol)と呼ばれるもので真菌性のイボの治療にも使用されています。つまり、このラパコールがカンジダ菌の除菌作用を持つわけです。一方でパウダルコにはナフソキノン(naphthoquinone)という真菌以外のバクテリアやウィルスにも強い殺菌作用をもつ成分が含まれています。しかし、残念ながらナフソノキンは悪さをするバクテリアだけでなく人間には有用な乳酸菌に対しても殺菌作用を持っているので、
パウダルコ(タヒボ)を使用する場合にはアシドフィルス菌、ビフィズス菌、ブルガリス菌などの乳酸菌を朝昼夕食の30分前に飲んでおくことがいいといえます。余談ですが日本ではタヒボは抗がん作用のほか、アトピー性皮膚炎、花粉所う、利尿、喘息、リウマチ、解毒作用、貧血抑制という症状に有効とされ長年使っている方がいるかもしれませんが、説明したように人間には有用な乳酸菌に対しても殺菌作用があるため、この点については十分注意して乳酸菌を補うことを忘れないようにしていただきたいですね。また、パウダルコ(タヒボ)は抗血液凝固作用も持つハーブですのでこの点も注意してください。

次にオレガノですがこのハーブもまた非常に強力な抗真菌作用を持っていて、その成分はチモール(thymol )とカルバクロール(carvacrol)というフラボノイドです。オレガノはたぶんカンジダ菌除菌のハーブとしてアメリカでは最もポピュラーなハーブだと思います。オレガノを使用する際に注意する点はアレルギーで、オレガノと同じ属のタイム、バジル、ヒソップ、マージョラム、ミント、セージ、シソにアレルギーを持っている方への使用は避けたほうがいいですね。

次回はカンジダ菌の自己判定チェックリストの紹介です・・
by nutmed | 2008-12-01 23:18