第505回 カンジダ菌と老化

今日の東京は先週よりも暖かな1日でしたが、午後から少し冷たい雨にかわりました。
街路樹の銀杏の葉もすっかり落ち、いよいよ本格的な冬。今年はインフルエンザやはしかが流行の兆しを見せていますが、鳥インフルエンザの恐怖もまだまだ継続中です・・・

さて、今日はカンジダ菌と老化についてです。
老化がカンジダ菌とどのような関係にあるかをお話する前に、今日は少し難しく専門的な話になりますが・・ついてきてくださいね。
老化には最低9つのセオリー(理論)があるといわれています。その9つを最初に紹介しましょう。
1、細胞の酸化ダメージによって老化が促進する
2、糖分やアルコールの分解産物によって細胞が老化する
3、加齢によって免疫応答作用が敏感になることで老化が促進する
4、遺伝子DNAまたはRNAの複製システムにおける何らかのエラーによって老化が促進する
5、生誕後にすでに遺伝的にプログラムされている細胞の生存期間による老化
6、生活環境、生活習慣からもたらす肉体的および精神的な様々なストレスと、ストレス耐性の低下の原因となる栄養素の摂取不良によって老化が促進する
7、不用意な細胞老化を改善するためにどれだけ前向きに根気よく対応できるか、またそのプロセスに費やすことができる費用と時間に比例して老化が促進する
8、ホルモンバランスが変調し、老化が促進する
9、約60兆個の細胞の機能に不可欠な栄養素の欠乏、摂取不良とビタミン・ミネラルの相互相殺作用によって老化が促進する

少し難しいかもしれませんが老化の原因にはこのような背景があります。

さて、カンジダ菌がかかわる老化は主に2番と6番に関係があります。
ストレスとカンジダ菌のかかわりについては銅とカンジダ菌のかかわりのところでも紹介しましたね。糖分はカンジダ菌の好物であることもお話しましたが、カンジダ菌をはじめとするイースト菌の多くは糖分を餌にするだけでなく、糖分を原料に発酵を行い、アルコール(エタノール)を作ります。このエタノールの産物の一つがアセトアルデヒドという物質なんですが、糖分とこのアルデヒドが結合することによって、専門的に言うと「糖化最終産物」というものができあがります。この糖化最終産物をAGEs(Advanced Glycation End Products)ということもあります。このAGEsが細胞の働きに多大な影響を与え、糖尿病を悪化させたり、顔のシワができやすくなったりというような状態を作ります。

カンジダ菌を増殖させないようにすることは老化を抑える、つまり正しい細胞の寿命を刻むことにもなるわけです。
by nutmed | 2008-12-09 22:11