2008年 12月 12日
第508回 あっ、という間の1年
さて、今年はいつもの年に比べかなり早く時間が経っているなと感じています。原因の1つには今年は毎週水曜日の栄養カウンセリング外来が本格的にはじまったことです。
栄養療法に理解を持っているドクターはこの2年でかなり増えていますが、神尾記念病院では、私がこの10年ほどの間ではじめてと言ってもいいくらい栄養療法に理解だけでなく、非常に前向きに取り組んでいただいている主治医のドクターと、サ栄養療法に理解と興味を持ってポートする看護士の存在が大きな魅力で、毎週水曜日が待ち遠しいこのごろです。客観的に見て米国並みの栄養療法を日本で実践することは、保険システムの問題、患者の理解、経営者の理解など、様々なハードルがあることは間違いありません。この病院がこれらのハードルを徐々にではあるものの、確実にクリアしてきている背景には経営者の理解と、何をおいても事務サイドの理解と積極的な対応にあると思います。経営者と事務サイドが積極的に理解ある対応を進めることで、日本でも充実した素晴らしい栄養療法を進めることができることがわかりました。
アメリカと比較すればまだ小学校と大学の差に近いものがありますが、その差は、積極的に自己啓発をし、理解を深めていただいているドクターと、サポートチーム、そして事務サイドの対応で確実に縮まりつつあります。