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第559回 アレルギーと不定愁訴 アレルギー検査

このところ毎週水曜日のお昼はほぼつけ麺ランチです。決してラーメン通でも愛好者でもないのですが、1週間に1回は恋しくなるんですね。いわゆるコッテリしたスープではなく魚介類だしのスープですね、好きなのは。
で、毎週水曜日の昼に友人のドクターと行く店が「二代目 つじ田」というメディアでもよく取り上げられていますし、ラーメンフェチの間でも知られた店らしく、いつも昼は30分待ちは当たり前の状態です。
麺は強力なコシがあって、スープはほのかに鰹の香りがあり、一見コッテリなスープですがさっぱりした舌ざわり。特徴は「すだち」をかけて麺をスープにつけて食べることでしょうか。栄養学者の立場から言うと、このすだちのpHが胃の中に食物がはいっているときの酸度に近いこともあって、消化を促進してくれます。
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さてつけ麺の話はこのくらいにして、今日はアレルギー検査についてです。
そろそろ終盤戦にはいったスギ花粉の時期ですが、アレルギー性症状を持った方の多くは、医療施設で採決をしてアレルギー検査を受けたことがあるでしょう。この場合に実施するアレルギー検査は、アレルギー物質に対応するグロブリンというたんぱく質の中の「免疫グロブリンE(IgE)」に対する抗体の反応を検査しているもので、前回説明した「即時型」といい、アレルギー物質に刺激を受けてから速やかに体内でこの「免疫グロブリンE(IgE)」抗体を作りアレルギー症状を表わすものです。(詳細はココ
このIgEアレルギー検査では花粉やダニ、犬猫の皮膚などのほか、小麦、米などの食材についてアレルギーの有無を確認することができますが、食材など食餌性のアレルギー反応有無の確認にはこのIgEアレルギー検査は力不足であることが少なくありません。もちろん、「そばアレルギー」などのように食べたそばから体が反応してしまい深刻なショック症状を起こすことがあるような即時型食餌性アレルギーの典型的なものについてはIgE検査でも判断することは十分可能ですが、いわゆる「遅延型食餌性アレルギー」とよばれ、食べてもショック症状はもとより、ジンマシン、かゆみなど具体的な症状が出てこないような状態の場合には、IgE検査はあまり有効ではないといえます。花粉症やそばアレルギーなどばかりが話題になっていますが、実はこの無症候性のアレルギーが想像以上に多く、それが慢性化し引き金となって起こる症状は少なくありません。むしろ、昔に比べて環境や食生活に深く食い込んできた化学物質や食事内容の変化で、現代のほうが多いとさえいえるでしょう。
不定愁訴としてクライアントが訴える症状の中には、もともとの発端が食餌性アレルギーによって引き起こされているものが少なくありません。
日本の臨床現場ではあまりなじみがありませんが、栄養療法によってアレルギー症状や不定愁訴の原因背景を調べていく中で必ず実施するのが血液中のIgG抗体検査(免疫グロブリンG)です。 西洋医学のドクターの多くがIgE抗体検査をチョイスする背景には、目前にいる患者が持つ症状(即時型症状)を判定するためには今のところ最良の検査であり、患者が「いわゆるアレルギー症状」を訴えている物資でもないし、時間をかけてアレルギー症状の原因をつくる背景となるIgG抗体検査を実施しても患者の経済的な負担を考えてもこれといった有効性を見いだせないでいる可能性は少なくないと思います。

食餌性のIgG抗体検査では血液を用いた検査で120種類、経絡から発せられる周波数の変化を見る検査では約3000種類の食材や添加物に対する検査を行うことができるようになりました。実際、患者が食べてもアレルギー反応として体表面に何らかの症状が出てくるわけではないのに、IgG抗体検査では明らかに反応を示す食材は、健常人でも少なくありません。本人はいたってアレルギー反応を持っているとは思ってもいませんが、反応を示す食材や添加物を7-14日避けてもらうと、不定愁訴として持っていたいくつかの症状がなくなることは決して少なくありません。

次回は症状とアレルギー反応です
by nutmed | 2009-04-08 16:01