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第560回 不定愁訴とアレルギー 頭痛

先週末の土日は年に1回の趣味で乗っているバイクの「おじさん」仲間の全国ミーティングが岐阜県馬瀬温泉で開催され、ことしで7回目の皆勤参加してきました。長野県から岐阜を抜ける山道では桜が今が見ごろでソメイヨシノやヤマザクラがここ一番の開花でした。今年は100台を超える参加でしたが平均年齢も年々高くなってはいるものの、この手の年齢層に多いごあいさつかわりの「最近ヒザの調子が・・」や「血糖値がね・・」の話題は不思議と少ないのは、大好きなバイクに乗り続けるために「健康体」を維持管理を積極的にしているからなのかもしれませんね。最年長者が70歳を超えていますからね!私もあと20年、頑張りたいです。
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さて、今日はアレルギーと頭痛についてです。不定愁訴のなかでも頭痛を訴えるクライアントは多いですね。もちろん血液検査ではすべてが正常値であるのに、頭痛症状は依然として存在する。原因背景がなかなかつかめないものですから、本人も半ば諦めて上手にお付き合いしていこうくらいのことでかたずけてしまうケースは少なくないと思います。

頭痛にはいくつかのタイプがありますから全てがそうではありませんが、食餌性アレルギーがその原因になっていることは意外に多いことです。多くの方が「アレルギー症状」はじんましんや湿疹、肌のかゆみなど、体の表面に現れるものを「アレルギー症状」だと思っているのではないでしょうか。確かにそれらはアレルギー症状の典型的な症状ではありますが、体の表面に現れる自覚症状がなくとも、体内でアレルギー反応が進んでいることは決して少なくありません。日本でもアメリカでも慢性的な頭痛を訴えるクライアントに、前回紹介したIgG抗体検査を行うことは非常に稀だとは思いますが、頭痛の原因が食物が体内で引き起こすアレルギーであることがあります。
栄養療法を選択した頭痛で悩まされるクライアントに、IgG抗体の検査を行うと40-50種類の食材や添加物に反応していることが多く、中には100種類以上の食材に反応しているケースもあります。これらの反応している食材や添加物を個人差はありますが2-6週間避ける「エリミネーションダイエット」や反応している食材や添加物を4日間避けて5日目に再び食べて反応度合を見る「ローテーションダイエット」をクライアントにお願いして行ってもらうと、頭痛の原因背景となっている可能性の高い食材や添加物がかなり詳細に特定できるだけでなく、それを避けることで頭痛が改善されることはめずらしくありません。
いわゆる食べてからすぐに体が反応をしてしまうIgE抗体がかかわるアレルギー反応とは異なり、IgG抗体アレルギー反応は、「食材や添加物に対する耐性」を持ってしまうと考えてもいいでしょう。
人間が体外から侵入してくるウィルス、バクテリアなどから体を防御する働きが「免疫」になりますが、人の免疫の働きの約80%を担っている臓器が腸です。腸にはこれら体外から入ってくる「異物」を体内に侵入させないようにするための「膜」を形成しています。言い換えれば、人間にとって重要な栄養素はこの膜を通し、異物は侵入させないための働きを持った膜ですね。加えてこの膜は体が栄養素として認識できる大きさまで消化分解されていなければ、やはり「異物」(大きなタンパク質の塊)として認識をしてしまいます。
この腸の膜が化学物質、カンジダ菌、薬(主に抗生物質)、重金属、ストレスなどによって再三ダメージを受けることによって異物と栄養素を認識して膜を通過させたり侵入させないようにする働きが低下し、不必要に体の免疫システムが動きだすことになります。
これはLGS(リーキーガット症候群)のテーマでも説明しましたのでそちらを参考にしてください。
by nutmed | 2009-04-14 14:08