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第568回 インフルエンザの予防

昨日の新型インフルエンザとビタミンD3のテーマは思いのほか反響がありました。いつも就寝前に最後にブログを確認してみるのが日課になっているのですが、昨日の1日だけで800を超えるアクセスがありました!
それだけ皆さん神経質になっているのでしょうね。 今朝オフィスへ来てメールを確認したら、ビタミンD3についてと、そのほかインフルエンザの予防効果のある素材についての質問メールも187通も来ていて久しぶりに驚いています(*_*;
と言うことで今回は公開回答の形で、ビタミンD3以外にインフルエンザの予防に有効な素材についてお話します。

1、ビタミンC
昔から風邪の諸症状が出始めの時の緩和に使われる最もオーソドックスなビタミンの1つです。
咳や熱が出始めのときはもちろんですが、感染してしまう可能性が高い人ごみや不特定多数の人が多く集まる場所にどうしても出かけなければいけない場合には有効なビタミンでしょう。
アメリカでは今回の新型インフルエンザの感染拡大に際して、栄養療法医師や臨床栄養士などが盛んにビタミンCの予防効果と服用を勧めていますが、一番ポピュラーな摂取方法として、起床後1時間おきに1,000mgのビタミンCを最初の6時間飲み、その後就寝まで3時間おきに1,000mgを飲む方法があります。1日の上限を10-15gとすることと、ビタミンCを飲むと腸が刺激されて軟便や下痢になる方は、カルシウムまたはマグネシウムと一緒に飲むか、下痢がはじまったらその時の量が自分の現在のアスコルビン酸耐性だと考えてください。
2、ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用をもったスカベンジャービタミンであることは言うまでもありません。ビタミンEは直接インフルエンザウィルスに対する効果は高いとは言えませんが、ウィルスによって酸化ダメージを受ける細胞の修復に有効なビタミンです。合成でも天然でも結構です。また、この後に紹介するセレニウムの働きには欠かせないビタミンです。脂溶性ビタミンなので食後に1回あたり50-80mgを1日3回がお勧めです。
3、セレニウム
特にお勧めしたいのは中高齢者の方です。2004年にアメリカで発表された研究によると、インフルエンザ感染や細菌感染によって口、肺、気管の粘膜がダメージを受けていた中高齢者の中で体内のセレニウムが低かった方が多く、その後セレニウム(セレノメチオニン)とビタミンEを飲んでもらった結果、症状が改善されたという報告があります。1日100-200μgを3回に分けて飲むといいでしょう。
4、亜鉛
このミネラルもビタミンC同様、昔から風邪やインフルエンザの流行時期になると需要が増えるミネラルです。
亜鉛は免疫システムの正常な働きには必須のミネラルでもあります。
就寝前に15-30mgがお勧めです。
5、ラクトフェリン
哺乳類の母乳やだ液に含まれる成分であるラクトフェリンには強力なウィルスや細菌の殺菌、抗ウィルス作用があることがわかっています。これはウィルスや細菌が増殖を阻害する作用があるためです。
最近では日本でもラクトフェリンの話題がポツポツ出るようになりましたが、世界中で販売されているラクトフェリンの中でかなりの割合が日本製であることもうれしい限りです。
by nutmed | 2009-05-12 12:58