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第574回 肌の健康について

今日の東京は朝から気温はうなぎ昇りです。7月中旬の陽気になるらしいですが、まだ5月ですよね・・

さて、今日はインフルエンザから気を取り直して、読者の女性からの質問「肌の健康に保つには?」に公開回答してみたいと思います。

年齢が若いほど細胞の新陳代謝がいいのは当然のこと。でも、体の新陳代謝は栄養素と深く関係していることも事実で、若さのうえにアグラをかいていると、取りかえしのつかないことにもなりかねません。
わたしたちの体内には約60兆個もの細胞があり、それが集合しているものが人間の体です。もちろん肌を作っているのも細胞です。これらの細胞にはそれぞれ役割があり、心臓や肺などの臓器を作る細胞、目や口を作る細胞があるのと同様に、肌を作る細胞もあります。
新しい細胞が生まれ、細胞がそれぞれの役割を担ってその生涯をまっとうする、これが新陳代謝です。これらの細胞が正しくその役割を行っていくためには、つまり細胞が生きていくために必要なもの。それは栄養素です。細胞が正しく働くためには栄養素と言うエネルギーが必要になります。みなさんが毎日食べている食事は、空腹を満たすためのものではなく、この1つ1つの細胞に正しく働いてもらうために必要なエネルギーと言う栄養素を補給するためのものなのです。

人間の体を車にたとえた話はよく耳にしますね。今日は人間の心臓にあたるエンジンの話ではなく、皆さんの気になるお肌に相当するボディーの話にしましょう。
隣近所から見られても恥ずかしくないようにいつも水洗いしてワックスをかけピカピカに磨き上げた車。年数が経てばいやがおうにも艶がなくなります。この原因は紫外線だったり雨水に含まれる重金属だったりします。車のボディーは水洗いしてワックスをかければ見栄えは良くなりますが、目に見えないドアやボンネットの裏側に気を配り、錆びの腐食の予防は見落としがちです。ドアの裏側が腐食していても外見さえ見栄えが良ければ、1見何の問題もなく車は動くことはできます。ある日突然ボディーに穴があいたりしないように、日常から腐食の発生を予防することができれば、車はいつまでも見栄えよく走ってくれます。わたしたち人間のお肌も同じで、目に見えないお肌の裏側や体の中に知らぬ間に異変がおきていても、痛みや腫れなどの自覚症状がなければその異変には気付きません。この異変は1つ1つの細胞が正しく働くことができない状態ですから、細胞に必要な栄養素を正しく摂り、異変を未然に知ることができればお肌の健康は維持できるのです。

わたしたちの肌を作る細胞が正しく働くことができ、いつまでも健康で生き生きとしているためには、細胞が必要とする栄養素が必要です。
特に、下にあげるビタミン・ミネラルは皆さんのお肌を健康に保つために重要な栄養素で、不足することで、お化粧との相性が悪くなることもあります。

・ビタミンA:ニキビ・乾燥肌・乾癬(かんせん:赤い斑点が出る病気)・フケ症
・ベータカロチン:フケ症・乾癬・乾燥肌
・ビタミンC:コラーゲンの生成障害・乾癬・皮膚炎
 ビタミンCはコラーゲンを作り出す重要なプロリンとリジンを活性化するために重要な役割を持っている
・ビタミンE:ニキビ・脂肌。ビタミンEはセレン、亜鉛と一緒に働くことで、ニキビの予防、皮膚の炎症を抑えてくれる
・ビタミンB群:乾燥肌・フケ症・ニキビ
・ビタミンB6:ニキビ・フケ症
・セレン:皮膚炎・フケ症・ニキビ。セレンはビタミンE、亜鉛と一緒に働くことで、ニキビの予防、皮膚の炎症を抑えてくれるだけでなく、シワの予防にもなる。また、体内に蓄積している鉛、水銀、ニッケルなどの重金属を体外に排泄してくれる
・ 亜鉛:ニキビ・乾燥肌・乾癬・肌の紅潮・皮膚炎。亜鉛はビタミンE、セレンと一緒に働くことで、ニキビの予防、皮膚の炎症を抑えてくれるだけでなく銅と一緒に働くことでコラーゲンの生成を助ける
・ ケイ素:ビタミンAと一緒に働くことで、コラーゲンの生成を助ける

by nutmed | 2009-05-20 08:22