人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第577回 エンテロラクトン 最終回

週末の雷雨はかなりのものでした。自宅の近所にも数発落ちたようで、一時的な停電もありました。気象庁の長期予報では、この8月も昨年のように雷雨やゲリラ豪雨が多発する予想になっています。そういえば去年の雷雨と雹で自宅の物置の屋根に使っているプラスチックの波板に数か所穴があいたので今年は予防策を考えないと・・

さて、今日はエンテロラクトンの最終回です。
前立腺の肥大や前立腺がんにかかわるホルモンは、男性ホルモンのテストステロンで、中でもタンパク質と結合していない活性の高いフリーのテストステロンです。このフリーテストステロンは様々な働きを持っていますが、男性のハゲもその1つです。テストステロンが男性のハゲの原因の1つなるフリーテストステロンに変化は酵素(5-α-リダクターゼ:5-α-reductase)の働きによって変化をします。
この数年、男性の頭頂部や頭皮中央部分の抜け毛パターン改善薬として使われているプロスカー(Proscar)という薬がありますが、この薬はもともと開発メーカー(メルク社)が前立腺肥大の治療薬として開発していたものですが、発毛効果があったので発毛剤として発売した薬です。その背景にはこの薬が5-α-リダクターゼの働きを抑制させる作用があるためです。
一方、エンテロラクトンにもこの5-α-リダクターゼの働きを抑える作用があることがわかっていて、前回説明した女性ホルモンのエストラジオールの働きを抑える作用とともに、エンテロラクトンには前立腺肥大やがんの予防に有効な作用があると考えられています。
エンテロラクトンがなぜ5-α-リダクターゼの働きを抑えてしまうのかについての詳細な理由はまだ解明されていませんが、前立腺の肥大や前立腺がんの予防には非常に有効な機能性分であると考えられます。事実、アメリカの泌尿器科のドクターの多くが、40歳を過ぎた男性に前立腺の肥大や前立腺がんの中期的な予防のためにリグナン、ノコギリヤシを勧めていることからもその有効性はあるということです。
第577回 エンテロラクトン 最終回_d0070361_12371883.jpg

日本では55歳以上の男性の5人に1人が前立腺の肥大による症状で悩んでいるというデーターがありますが、おそらくその数字はもっと多いはずです。 男性ハゲの改善(直接的な育毛作用ではないが)を含め、40歳を過ぎてから前立腺の肥大や前立腺がんの予防のためにリグナンはとてもお勧めの素材であることは間違いありませんね。
中でも一番のお勧めはフラックスです。日本ではフラックスの浸透度がまだまだ低いために市場に出ている商品の劣化の問題があると思いますが、しっかりとした製造工程(冷絞工程)を経て、紫外線遮光や空気接触による酸化の問題がクリアされている素材であれば間違いはないと思います。
前立腺の肥大や前立腺がんの予防のためのフラックスオイルの目安は1日あたり500-1000mgです。

次回からは「中高年に多いうつ、慢性疲労、肥満の原因」についてです
by nutmed | 2009-05-26 12:47