8月2日(土)に行った「和ハーブを使ったメタボと肥満改善予防」の講演の中でも扱った、「イカリソウ」という和ハーブに含まれる「ベルベリン(Berberine)」には、今回のテーマであるメタボと肥満、引いてはⅡ型糖尿病のシナリオのリスクにも関わる、インスリン抵抗性を大幅に抑制するために有効なフィトケミカルです。
実は、ベルベリンにはインスリン抵抗性を抑制する作用を持つことが分かったのは、それほど昔の話ではありませんでした。
ベルベリンが注目されてきた作用は、バクテリアの殺菌作用、カンジダ菌を含む真菌類の殺菌作用、強力な抗酸化作用、肝機能改善、胆汁分泌促進、抗がん(肝臓、前立腺)作用でした。
ベルベリンについては、ここへ来てインスリン抵抗性を抑制改善し、Ⅱ型糖尿病及びそのリスクグループの血糖代謝改善、また、血中のインスリンが高くなる高インスリン血症の改善、中性脂肪、コレステロール(LDL)の代謝改善、血圧降下作用が報告され、生活習慣病の大きな一角にある、糖尿病の予防改善、特に食事療法や運動療法に中々反応しない人に対する、インスリン抵抗性改善アプローチ素材として、非常に注目されています。
アメリカでは、インスリン抵抗性を改善することで、血糖値の上昇を抑える治療薬剤の「メトホルミン(Metoformin)」(薬剤名」メトグルコ)と同等の効果が期待されている機能性フィトケミカルの1つです。
ベルベリンが含まれる植物原料素材としては、和ハーブ野イカリソウのほか、キハダ、オウレン、バーベリー(メギ)など多くの植物に認められていますが、アメリカで注目されているベルベリンの素材は、オレゴングレープ(Oregon Grape)だと思います。オレゴングレープの根にはベルベリンが豊富に含まれていることが報告されています。
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オレゴングレープは、メギ科のヒイラギに似た植物で、日本でも見かける植物です。
実は、私がケアしているカンジダ菌症のクライアントの数人には、医療施設でナイスタチンなどの抗真菌薬で除菌をした後の再発予防とフォロー目的で、オレゴングレープの根を乾燥したものを煎じて飲んでもらったことがあります。これぞハーブ茶というほど苦味の強いハーブですが、ダイオフを伴わないカンジダ菌のコントロールハーブとしては優秀な素材です・
by nutmed | 2014-08-06 07:54