今日は京都に来てます

今日は朝1番の新幹線で京都に出張してきました。東京を出るときには小雨でしたが、米原から晴れです。昨日は祇園山鉾巡行だったようで、京都駅は外人さんでいっぱいです。これからの時期、京都はなんと言っても鱧!そして、夏野菜が栄養と力を恵んでくれる季節ですね。今回は残念ながら昼には東京にトンボ帰りなので、次回はたっぷり京都の旬の恵みをいただくことにします。
by nutmed | 2007-07-18 09:12

台風、地震と先週末から今週はじめは天災の嵐でした。災害地はまだまだ大変で、ストレスも心配ですが、心中お見舞いいたします。

さて、今日は年1度の恒例、人間ドックに朝から行ってきました。胃カメラを午前中、大腸カメラを午後というハードなスケジュールでしたが、昨年懸案だった脂肪肝も改善し、50歳の体には見えないほどすこぶる健康という太鼓判をいただきました!
ただ、胃に少し荒れた痕跡があるので、ストレスの影響ではとのことでした・・・6月末から7月に入ってセミナー、講演会が続きましたのでそのせいかな・・・。

今日は2型糖尿病の4回目です。
ミネラルで2型糖尿病の予防改善に効果があるものはクロミウムとバナジウムです。
クロミウムは血糖コントロールを良好にするとともに、インスリンの感受性を高める作用があります。同様にバナジウムにも血糖コントロールを良好にする作用がありますが、何故バナジウムにそのような作用があるかについてはまだはっきりした研究報告はありません。
続いて、ケルセチン、システイン(アミノ酸)、およびビタミンKです。
ケルセチンはリコペン、アントシアニンと言った日本でも有名なフラボノイドで、その中でも非常に強力な抗酸化作用を持っています。また、ケルセチンには体内でグルコースをソルビトールに変化させる酵素の活性を抑制させる作用があることがわかっています。
システインは硫黄を含む含硫アミノ酸の1つで、体内で「抗酸化物質のチャンピオン」と言われるグルタチオンに変化します
ビタミンKは人間では不足することが稀なビタミンですが、血糖コントロールとインスリン感受性を良好にする作用があります。こうしてみると、2型糖尿病の予防改善に効果のある栄養素や成分はかなりありようですね。そういえば2002年ころから米国でも話題になっているリポ酸について少し話しましょう。

リポ酸にはαとβがあり、米国でも非常に強力な抗酸化物質としてα-リポ酸が話題になりました。抗酸化物質の研究では世界的な権威である、カリフォルニア大学バークレー校のパッカー博士によると、α-リポ酸は抗酸化物質の中でも、抗酸化物質の中の抗酸化物質として扱われています。この中にはチャンピオンであるグルタチオンを筆頭に、ビタミンC、CoQ10、ビタミンEなどが含まれていますが、その中でもグルタチオンに匹敵するほど強力な抗酸化作用を持っています。したがって、α-リポ酸は糖化やAGEの産生の過程でつくられる活性酸素、フリーラジカルによるの酸化ストレスを低下させるためには最高の成分であると言えます。
さらに、1955年から2000年にかけて英国で行われてきた研究では、α-リポ酸にはMHCPと同じようにインスリン様の作用があることがわかりました。
リポ酸は日本でも以前から医薬品のチオクタン酸またはチオクト酸として扱われてきましたが、2004年7月から食品としても扱えるようになりました。
ただ残念ながら現在世界中で使用されているリポ酸は薬剤の生産ラインと同じものなので、全て合成です。リポ酸は、人間の体内でも合成できる物質ですが、現代生活、特に日本で言うところの生活習慣病の原因となるフリーラジカルの除去のためには、体内で合成される量では不足すぎるほど現代人の周囲はフリーラジカルだらけと言わざるを得ません。例えばホウレンソウ、ブロッコリ、牛の腎臓などにはリポ酸が豊富に含まれていますが、人間が不足している、特に2型糖尿病のインスリン抵抗性を改善するための必要量をこれらナチュラルなものから摂取しようとすると、そうですね、ホウレンソウならば1日あたり生で80kg以上は食べないといけませんが、それでは腎臓結石になってしまいますね。
by nutmed | 2007-07-17 19:45

今週末は月曜日の海の日を入れて3連休の方が多いのでは?
残念ながら台風4号の影響でお天気は荒れ模様のようですが、梅雨明けまじかのこの時期に体力回復のための休養もいいかもしれませんよ。

さて今日は2型糖尿病の栄養素です。

前回書きましたAGEは最近注目されています。このAGEの原因ともなるソルビトールは糖尿病性の白内障や神経障害と関係があることが報告されていますが、一方で糖尿病患者の代替甘味料や薬剤の糖衣にも使用されていることをご存知でしょうか。
私は、ここに西洋現代医学の矛盾があるように思えてなりません。ソルビトールは果実、特にバラ科のリンゴ、なし、イチゴ、サクランボに多く、サクランボに含まれるソルビトールは最も多いはずです。日本では糖尿病の入院患者の食事メニューを管理栄養士が考えているようですが、メ
ニューの中に平然とリンゴやなし、サクランボが入っているのを見ると愕然とします。
また、リンゴやイチゴのペクチンが糖尿病に効果があるというTV番組に触発されて高齢者の2型糖尿病患者が毎日のように喜んでリンゴやイチゴを食べていると聞くと恐ろしくなります。
ソルビトールはその他食品添加物として沢山使用されていますから、必ずラベル表示を確認する必要がありますね。
次にビタミンEについてお話しましょう。
2型糖尿病に対するビタミンEの作用には抗酸化作用が揚げられるでしょう。ビタミンEはビタミンCとともに強力な抗酸化作用を示しますが、オメガ-3脂肪酸と一緒になることでも非常に強力な抗酸化作用を発揮します。糖尿病患者にとって抗酸化が重要な理由は、先に述べた糖化やAGEの産生の過程で多くの活性酸素、フリーラジカルが発生し、細胞の酸化ストレスが非常に高くなりますが、常に抗酸化作用の高い栄養素、ハーブなどを摂ることを心がける必要があるということです。
続いてビタミンB6ですが、これもまた白内障などの糖尿病性の神経障害を予防する作用と、AGEの産生を抑制する作用があります。

よい週末を!
by nutmed | 2007-07-13 09:09

7月も早いものでもう中旬ですね。ようやく梅雨らいし季節になってきましたが、湿度が高い分体内の水分も不足しますので、水分の補給は意識してくださいね。

さて、今日は2型糖尿病の2回目です。

前回はアップルパイが血糖値降下に有効といいましたが、まんざら関係がない話でもないんですよ。
アップルパイに使うシナモンに含まれる水溶性成分のMHCP:メチルヒドロキシカルコンポリマー(Methyl Hydroxy Chalcone Polymer)とシヌリンいう物質はインスリンに非常に似た働きを持っていて、インスリンの抵抗性を抑制し血液中のグルコースの取り込みを促進する効果があることをアンダーソン博士らの研究チームが見つけ報告しています。血液中のグルコースが正常に取り込まれるようになると血糖値も下がるわけですが、そればかりではなく、我々のエネルギー源になるグリコーゲンの合成も促進され、活力が高まります。
MHCPとシヌリンの作用効果には血中の脂質を低下させる作用がありますが、アンダーソン博士らのチームの研究によるとこのほかに血圧を降下させる作用があると考えられています。ただし、血圧降下の作用がMHCPとシヌリンによるものなのか、インスリンによるものなのかについては今後さらなる研究が必要だと思います。
また、MHCPはポリフェノールの1つですので、お茶やワインに含まれるポリフェノールと同様、抗酸化作用にも期待できますね。
このほか2型糖尿病の糖代謝改善を考えた場合の栄養素としては、ビタミンC、ビタミンE、そしてビタミンB6です。

2型糖尿病に対するビタミンCの作用には以下の内容が揚げられます。
①ソルビトールの蓄積を抑制する作用
ソルビトールは糖尿病の合併症として有名な白内障および末梢神経機能障害の原因となる物質です。
②糖化を抑制 
糖化(グリケーション)とは、ブドウ糖がタンパク質に結合する状態で、リンゴの皮をむいてしばらくすると茶色に変色しますが、これが糖化です。人間の体内でも同じことが起こっていて、赤血球中のヘモグロビンが糖化することによって赤血球の柔軟性が低下し、酸素運搬能力低下などにより末梢組織の酸素不足によって細胞障害が起こると考えられています。最近、終末糖化産物AGE(Advanced Glycation End products)という物質をよく耳にしますが、AGEは糖化によってつくられる細胞老化とも深い関係がある物質で、糖尿病患者の血液検査でヘモグロビンA1cという物質を定期的に検査しますが、このヘモグロビンA1cはAGEです。
このほかビタミンCには脂質代謝を促進する作用があります。
by nutmed | 2007-07-12 08:59

2型糖尿病について

今日は午後から東京の蒲田で4時間のセミナーをしてきました。参加者は企業の開発・研究職の方たちで少人数ではありながらも有意義な時間を過ごせたと思います。

さて、今日は2型糖尿病と栄養療法についてです。

ご存知のように糖尿病にはインスリンがほとんど分泌されない1型糖尿病と、インスリンはほぼ正常に分泌はしてもインスリン抵抗性があることで血糖値が上がってしまう2型糖尿病があります。1型糖尿病についてはまだ不明な点があり、免疫の働きの異常と遺伝的な条件によって発症し、その引き金をひくのはウィルス感染、重金属、毒素の影響、特に小児の場合には牛乳との関係が疑わしいことがわかってきましたが、2型糖尿病に比べて栄養療法での治療は難しいと考えます。一方、2型糖尿病については、かなりのケースは栄養療法と運動、そして患者本人の強い意志によって改善治癒が可能だといえます。
2型糖尿病の予防方法はいたって簡単です。これは日本人にも米国人にとっても難しいことではありますが、肥満にならないことです。
残念ながら2型糖尿病と診断されてしまった後の現代西洋医学(以下CM)による治療方法は大きな効果は望めないと言わざるをえません。
これは医療の限界というわけではなく、2型糖尿病を改善するためのアプローチが異なるために、そもそもCMでは2型糖尿病の改善は難しいということです。CMで2型糖尿病の治療をする場合のファーストチョイスは薬剤によって血糖値を低下させるアプローチをしますが、従来の薬剤はすい臓にもっとインスリンを生産して分泌しなさいと刺激を与えるものです。しかし、ほとんどの2型糖尿病患者のすい臓では正常にインスリンを生産し分泌する能力を持っており、インスリンの過剰な分泌をしているケースも少なくありません。ここにCMの矛盾があると思います。インスリンはほぼ正常に生産し分泌できるにも関わらず、もっとインスリンを生産して分泌させる薬剤を飲ませるわけですから血糖値を下げるための根本的な解決にはなっていないわけです。2型糖尿病の別名を思い出してください。つまりインスリンには依存しない糖尿であるとうことを。
ほとんどの2型糖尿病患者はインスリンが不足しているために血糖値が上がるのではありません。インスリンはほぼ正常に分泌されていても、細胞のインスリン感受性が低く、インスリンに抵抗性を持ち血液の中から糖分を細胞内に取り込むことができない状態であることが少なくありません。ですから、このインスリン抵抗性を抑制させて細胞のインスリン感受性を高めてあげることで糖代謝の改善は可能になるわけです。CMで処方されるインスリンをもっと出させるような薬を飲み続けることで、すい臓の機能に障害を与えることも少なくありません。
インスリンの抵抗性を抑制させるために効果のある栄養素としては、インスリンによる糖代謝を改善させるためにクロミウム、バナジウムです。米国の糖尿病研究の第一人者であるリチャード・アンダーソン博士は、2型糖尿病患者のインスリン抵抗性抑制のために、1日あたり1000mcg(マイクログラム)のクロミウムを服用が効果があることと、副作用は一切ないことを報告しています。
このアンダーソン博士ですが、2001年の研究で2型糖尿病患者のインスリン抵抗性を抑制し血糖値降下のために効果のあるものについて新しい発表をしていますが、それが何とアップルパイなんです!

この続きは次回に・・・
by nutmed | 2007-07-11 22:03

今日はこれから大阪へ出張ですが、大阪は雨模様のようですね。
新型の新幹線に乗れるので楽しみにしています。

さて、今日はビタミンB12の不足の兆候についてです。

ビタミンB12は、ヘモグロビンの合成に必要なビタミンで、赤血球形成のためには重要なビタミンであり、細胞組織の成長にも必要なビタミンであることは昨日お話しました。

胃酸が十分に出ていない状態になると、胃にピロリ菌(魚から感染するヘリコバクターピロリー菌)などが繁殖し、また腸内にカンジダ菌、イースト菌などの悪玉菌が繁殖することでビタミンB12を作る能力が低下するとともに、体外から摂取したビタミンB12の吸収が低下することがあります。このような状態が継続すると以下のような体の変化が現われます。

① 食欲減退

② 歯茎からの出血

③ 精神統合失調症(精神分裂症)

④ 錯乱

⑤ うつ

⑥ 脳神経の機能低下

⑦ 歩行障害

⑧ 運動神経麻痺

⑨ 知覚神経麻痺

⑩ 頭痛

⑪ 生理不順

⑫ 吐き気

⑬ 手足のしびれ

⑭ 歯茎が紫色になる

⑮ 記憶障害

⑯ 舌の痛み

⑰ 体重減少

⑱ 眼球および皮膚が黄色くなる(黄疸とはことなる)

慢性的な下痢によって、ビタミンB12は低下しますので、下痢は日常的と言って放っておくとまずいことになりますから注意してください。これからの季節エアコンなどで腹を冷やしてしまうことがありますから、特に注意が必要ですね。
by nutmed | 2007-07-10 10:27

ビタミンB12について

昨日のブログの赤ちゃん4人の笑顔に癒されたでしょうか?
実にめずらしいですよね、4人が同時に笑うという光景は。でも4人一緒に泣かれたら両親は大変でしょうね。

さて、先日のビタミンB12の件で読者からもう少し詳しくビタミンB12について教えて欲しいとの要望がありましたので、今日明日はビタミンB12についてです。

ビタミンB12は皆さんにあまり馴染みのないビタミンかもしれませんね。でもミネラルで言えばマグネシウムと同様に影に隠れてはいるものの、非常に重要な役割をもったビタミンなんです。
ビタミンB12は、赤血球が成熟する段階で必要となり、ヘモグロビンの合成に深く関わっています。その後赤血球が完成する際には、たんぱく質、ビタミンC、葉酸、および鉄が重要な役目を果たすことになります。
ビタミンB12の働きで重要なポイントは、エネルギー生産、感染症への抵抗性増強、正常な生殖機能、乳汁の合成、および、あざの治癒促進、成長促進、血液循環の改善ですが、これ以外にも神経の働き、ストレス耐性、胃酸の生産にも関るビタミンです。
人間は、腸内の細菌によってビタミンB12を作ることができますが、ビタミンB12が含まれる食材としては牛肉、スイスチーズ 、ブルーチーズ、ハマグリ、乳製品、卵、ヒラメ、ニシン、サバ、イワシ、貝類、タイ、レバー などです。この食材をみるとわかるように全てが動物性たんぱく質ですね。ですから菜食主義者の多くは、環境汚染や化学合成された食品添加物などを避けることを心がけているが故に、僅かな量のビタミンB12しか摂取できていない状況があり、サプリメントなどで補うことになるわけです。
ただし、薬やサプリメントの経口摂取(口から飲んだ場合)ではわずかに1%のビタミンB12しか吸収できません。
ただでさえ、僅かな量しか吸収できないのに、以下のような背景があるとさらに吸収可能なビタミンB12の量は減ってしまいます。
ビタミンB12の吸収を阻害する危険因子は、我々の身の回りにあたりまえのように存在しており、ビタミンB12の吸収を阻害するだけでなく、ビタミンB12そのものを破壊し、体外への排泄を促進させます。その代表例としては・・

1、重金属で汚染された飼料を与えられた家畜の肉やその加工品

2、精製漂白された砂糖

3、化学合成された薬剤(抗生物質など)

4、清涼飲料水

5、タバコ

6、アルコール

7、カフェイン

8、下剤

頻繁に肉を食べる喫煙者の場合、ビタミンB12の多くが胆汁を通じて体外に排泄されます。

明日はビタミンB12が不足すると現われる体の変化についてです。
by nutmed | 2007-07-09 13:51

閑話休題

土曜日は2年ぶりの中学校の同期会が横浜でありまして、久しぶりに会う笑顔、声にしばし36年前に逆戻りしてきました。話がはずみ、おかげで朝3時近くまで・・・決して二日酔いになるほどの酒量ではありませんでしたが・・・

さて、同期会もさることながら、ホッと癒され、幸せな気持にさせてくれる画像を紹介します。
これでも癒されなければ、少し真剣にストレス耐性を高めることを考えたほうがいいかもしれませんよ・・

                           癒しのセレモニー
by nutmed | 2007-07-08 21:00

今日は、前回に続いてマグネシウムについてお話する予定でしたが、昨日アメリカの知人ドクターから、今後のアメリカのサプリメント市場が大きく変わることえお予感させるニュースが入ってきたのでお話します。

先月、6月22日にアメリカ政府のFDA(食品医薬品局)は、サプリメントの製造に関る新たな基準規制を制定したと発表しました。この規制はcGMP(current good manufacturing practice)というもので、一般に品質の優れた医薬品を製造するための要件をまとめたものです。世界各国が医薬品の製造に関して制定しているGMPでは、高い品質管理体制を設定するため、品質管理部門を製造部門から独立させた上で、原料の受け入れから、製造環境、製品の包装等、あらゆる段階でのチェックを行い、全てが合格とならなければ、医薬品として市場に出ることは許されません。日本でも全ての医薬品メーカーがこのGMPをクリアしています。
食の安全性が問題になっている昨今ですから、消費者にとっては喜ばしい基準のように思えます。
しかし、GMPをクリアするためには、人、モノ、金という3つの必要条件が揃わなければならないこともあって、中小メーカーは廃業に追い込まれるだけでなく、メーカーが費やす3つの必要条件でかかるコストは全て商品に跳ね返ってくることになり、必然的に商品の価格は上昇することになります。
アメリカには1994年に制定されたDSHEA(Dietary Supplement Health and Education Act)栄養補助食品健康教育法があり、この中では製造側と消費者側がサプリメントに対する製造と使用、それに健康増進に関する共通認識を持つことが謳われています。

以前から何回も触れていますが、サプリメントは食品であって、薬ではありません。しかし、サプリメントに含まれる多くの栄養成分は人間の体に必要不可欠な成分でありますが、薬は人間の体が必要とするものではなく化学的に合成されたものであることです。

今後、アメリカのサプリメントの価格は間違いなく上昇するでしょうが、日本はどうかと言えば、日本も厚生労働省がこの数年後を目処に、健康食品、サプリメントの製造メーカーに対してこのGMP基準をクリアする基準を制定することが既に発表されています。
by nutmed | 2007-07-06 11:06

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今年も我が家の紫陽花の葉にお客さまがやってきました。時間の流れが速くてせせこましい毎日の中でホッとします。

さて、今日はPMSのマグネシウムについて少し話しましょう。
PMSの症状緩和にマグネシウムが非常に有効であることは、この18年間の研究報告が物語っています(残念ながら日本ではこの手の研究論文はあまりお目にかかりませんが・・)特に、足のむくみ、体重増加、胸の張りにマグネシウムは有効です。

女性の生理周期を考えた場合、エストロゲン(卵胞ホルモン)というホルモンが生理がはじまってから10日目ころから上昇し、13から14日目の排卵期をピークに下降しますが、このときに血中および脳内のマグネシウム量は低下します。これは血中のマグネシウムがエストロゲンの作用によって骨と筋肉に集中するためです。生理の中期に偏頭痛や頭痛がおこる原因の1つにはこのマグネシウムが背景にあり、脳内のマグネシウムが低下することで起こることが少なくありません。
閉経初期の女性でホルモン補充療法(HRT)を受けた女性の中に、エストロゲン補充開始当初に頭痛がひどくなるケースの多くは脳内のマグネシウム量の低下であることがあります。

生活様式の変化によって、昔では考えなれないほど私たち人間の周辺には様々な化学物質が存在するようになりました。除草剤や工業薬品あるいは環境中にある化学物質で生物にエストロゲン作用を示す物質(ゼノエストロゲンという )もその1つです。
何も中高齢の女性がホルモン補充療法(HRT)でエストロゲンを使うまでもなく、環境中にはこのようなゼノエストロゲンが溢れています。この20年ほどの間に人間の体内のホルモンバランスが崩れてきた背景にはこのゼノエストロゲンの影響が少なくないでしょう。
慢性的なマグネシウム不足、欠乏もその影響だと思います。

骨粗鬆症や生理不順、PMS、閉経前症候群、更年期障害など、女性のホルモンに関る様々な症状の治療改善、緩和には、合成されたホルモン剤やカルシウムばかりが取りあげられる日本の状況がありますが、もう少し日本のドクターにはマグネシウムについて勉強してもらって、マグネシウムについて気をかけてもらうと助かりますね。
by nutmed | 2007-07-04 12:44